【令和5年度実施報告】

「オンライン講座の設計及び運営におけるWeb会議システムの技術習得演習」

【開催日時】 令和5年11月22日(水)13:30~16:00
【会  場】 南さつま市民会館  
【参 加 者】 社会教育・生涯学習担当者等10人(枕崎市,指宿市,いちき串木野市,南さつま市,十島村)
【講  師】 かごしま県民大学中央センター職員
【内  容】
(1) 社会教育施設のデジタル基盤強化とデジタル教育
(2) 実践事例から学ぶ① 生涯学習県民大学講座(さつま町会場)における機器接続等の概要説明
(3) 機器の配線図作成及びセッティング等の演習
(4) 実践事例から学ぶ② 出水市「二十歳のつどい」におけるYouTubeライブ配信の概要説明
(5) 機器の配線図作成及びセッティング等の演習
(6) 意見交換・質疑応答

 今回は,南さつま市民会館を会場として,近隣市町村の社会教育・生涯学習担当者等を対象に「オンライン講座の設計及び運営におけるWeb会議システムの技術習得演習」について,講義と実践演習を中心に行いました。実践演習では,事例をもとに機器接続の環境を再現し,受講者に配線の説明や機器等の操作を体験してもらいました。また,南さつま市民会館の音響機器(ミキサー)との接続によるオンライン配信についても演習を行いました。
 受講者からは,「今回の実践演習は,公民館でも応用できるような内容で,これまで実現できたらいいなと思っていてもノウハウを得る機会がなく,今回の研修で機材等が分かり,実際にやってみることで機材や人材が揃えば,何とかできるのではないかという,これからの公民館の新しいビジョンができた。」「今までぼんやりとしか理解していなかった配信設備や仕組みについて,実技を交えての説明だったので,理論的に理解することができた。そのことで,こうしてみたらいいかもなど,自分の中でも試行錯誤しながら実践できるのではと思えるようになった。」などの感想がありました。

「オンライン講座の設計及び運営におけるWeb会議システムの技術習得演習」

【開催日時】 令和5年11月8日(水)13:30~16:00
【会  場】 姶良市蒲生公民館 大ホール 
【参 加 者】 社会教育・生涯学習担当者等10人(西之表市,薩摩川内市,霧島市,いちき串木野市,姶良市)
【講  師】 かごしま県民大学中央センター職員
【内  容】
 (1) 社会教育施設のデジタル基盤強化とデジタル教育
 (2) 実践事例から学ぶ① 生涯学習県民大学講座(さつま町会場)における機器接続等の概要説明
 (3) 機器の配線図作成及びセッティング等の演習
 (4) 実践事例から学ぶ② 出水市「二十歳のつどい」におけるYouTubeライブ配信の概要説明
 (5) 機器の配線図作成及びセッティング等の演習
 (6) 意見交換・質疑応答

 本講座は,「オンライン講座の設計及び運営におけるWeb会議システムの技術習得演習」として,講義と実践演習を中心に行いました。前半の講義では,本センターのWeb会議システムの基本接続の説明や各市町村等からの要請に応じたサポート型講座の事例紹介を行いました。後半の演習では,生涯学習県民大学講座等で実際に行った機器接続の環境を再現し,受講者に配線や機器等の操作を体験してもらいました。また,姶良市蒲生公民館にある音響機器(ミキサー)との接続によるオンライン配信についても演習を行いました。
 受講者からは,「今回の研修で配線や操作を学ぶことができた。このスキルを今後の事業に生かしていきたい。」「ZoomやYouTubeライブ配信時に必要とする機材の確認ができた。」「機材のセッティング方法を見ることができてよかった。」「ミキサーで音を集音する際の配線が参考になった。」などの感想がありました。

「簡単にできるコミュニケーションツールとしてのオンライン活用法」

【開催日時】 令和5年7月5日(水)13:30~16:00
【会  場】 奄美市市民交流センター 大多目的室 
【参 加 者】 社会教育・生涯学習担当者等10人(奄美市,宇検村,瀬戸内町,県立奄美図書館,県立奄美少年自然の家)
【講  師】 株式会社しーま  深田 小次郎 氏
【内  容】
(1) 生涯学習の学び方の変化
(2) 事例紹介~オンラインを使った学び~
(3) 実際の機器のセッティング等による体験
(4) 意見交換及び質疑応答

 本講座では,「オンラインを使った学び」「これからの奄美らしい生涯学習」について,講師の深田氏からご講演をいただきました。その後,実際にオンライン講座を想定した機器のセッティングや配信方法などを学びました。
 参加者からは,「オンラインを使った学びの事例や機器のセッティングについて参考になった。」「各市町村の取組状況が聞けてよかった。」などの感想がありました。

「eスポーツ等を通じた交流促進とデジタルデバイド解消に向けた取組」

【開催日時】 令和5年6月28日(水)13:30~16:00
【会  場】 大崎町中央公民館 大ホール
【参 加 者】  社会教育・生涯学習担当者等23人(鹿屋市,曽於市,大崎町,肝付町)
【講  師】 NTTビジネスソリューションズ株式会社 バリューデザイン部 上田 圭介 氏
【内  容】 
(1) eスポーツとは
(2) eスポーツを通じたコミュニティ形成
(3) eスポーツの社会的意義
(4) eスポーツの活用事例とイベント開催について
(5) ミニeスポーツ大会
(6) 意見交換及び質疑応答

 今回は,大崎町中央公民館を会場として,「eスポーツ等を通じた交流促進」と「デジタルデバイド解消に向けた取組」について,NTTビジネスソリューションズの上田様からeスポーツの活用事例を中心にご講演をいただきました。その後,受講者はレーシングゲームや太鼓ゲームなどのeスポーツ体験を行いました。

 受講者からは,「eスポーツがどのようなものかを学べた。」「直感的に動かせるツールを使用すれば,初心者でもeスポーツを楽しめる。」「高齢者向けのコミュニケーションツールとして,eスポーツは有効であると感じた。」「今後,少しずつでもeスポーツを広めていけるようイベント等でeスポーツコーナーを作るなど工夫したい。」などの感想がありました。

「eスポーツ等を通じた交流促進とデジタルデバイド解消に向けた取組」

【開催日時】 令和5年6月7日(水)13:30~16:00
【会  場】 薩摩川内市中央公民館 大ホール
【参 加 者】  社会教育・生涯学習担当者等10人(出水市,薩摩川内市,いちき串木野市,さつま町,長島町)
【講  師】 NTTビジネスソリューションズ株式会社 バリューデザイン部 上田 圭介 氏
【内  容】 
(1) eスポーツとは
(2) eスポーツを通じたコミュニティ形成
(3) eスポーツの社会的意義
(4) eスポーツの活用事例とイベント開催について
(5) ミニeスポーツ大会
(6) 意見交換及び質疑応答

 本講座では,「eスポーツ等を通じた交流促進」と「デジタルデバイド解消に向けた取組」について,NTTビジネスソリューションズの上田様からeスポーツの活用事例を中心にご講演をいただきました。その後,受講者はレーシングゲームや太鼓ゲームなどのeスポーツ体験を行いました。

 受講者からは,「eスポーツを初めて体験したが,とても楽しかった。」「eスポーツの意味,現状を知ることができた。」「eスポーツを生涯学習で取り組めるのではと感じた。イベントの一部でeスポーツのデモができないか検討したい。」などの感想がありました。

「私たちが目指すデジタルデバイド解消とは?」

【開催日時】 令和5年5月17日(水)14:00~16:00
【会  場】 かごしま県民交流センター西棟5階 ICT大研修室 ※ オンライン参加可能
【参 加 者】  社会教育・生涯学習担当者等30人(鹿児島市,鹿屋市,出水市,指宿市,薩摩川内市,霧島市,いちき串木野市,姶良市,さつま町,長島町,肝付町,龍郷町,徳之島町)
【講  師】 東北福祉大学情報福祉マネジメント学科 専任講師 髙橋 俊史 氏
【内  容】 
(1) 事例紹介「eスポーツを用いた高齢者のフレイル予防及びデジタルデバイド解消に向けた実証」 
(2) 高齢者にeスポーツを広めるには 
(3) デジタルデバイドとは 
(4) DX(デジタルトランスフォーメーション)とは 
(5) 「生成AI」の抱える課題 
(6) まとめ eスポーツの実証から得た知見

 本講座では,東北福祉大学とNTT東日本,仙台市などが協働で行った高齢者のeスポーツ体験の事例を参考に,デジタルデバイドが生じる理由とその解決策などについて講演をしていただきました。

 また,最近話題になっているChatGPTやフェイクニュースなどについても具体的に紹介していただきました。 受講者からは,「フレイル防止事業とeスポーツを組み合わせて実施することで高齢者も楽しみながら参加できることが分かった。」「映像に映っていた方々が笑顔で生き生きとしており,eスポーツの魅力や可能性に気付くことができた。」「ICT,IoT,AIのワードについて,具体的な例があって分かりやすかった。」「デジタルデバイド解消やICT利活用は,高齢者だけの問題ではないと気付かされた。」などの感想がありました。

 令和4年度実施報告

市町村等におけるデジタル・デバイド解消のための講座運営サポート講座(指宿市)

【開催日時】 令和4年12月21日(水)13:30~16:00
【会  場】 なのはな館会議室1,2
【参 加 者】  社会教育・生涯学習担当者,地区公民館主事17人
【内  容】
(講義)講座の目的,オンライン講座に必要な機器・環境,企画・運営方法,著作権・肖像権等 
(演習)機器のセッティング,web会議システム(Zoom)の操作方法,YouTubeライブ配信

 社会教育・生涯学習分野の推進役を担う各市町村等の担当者及び地区公民館主事に向けて講座を行いました。
 前半は,公民館等におけるDX推進の意義や課題等について説明し,その後オンラインに必要な機器・環境,講座を開設する際の企画・運営のポイント,著作権・肖像権等の講義を行いました。
後半は,まずオンライン講座を想定した機器のセッティングを数人のグループで行いました。次にweb会議システムを操作しながら,運営側としてどのような点に注意するのか,またどのようなトラブルが想定されどう対応するのかを体験していただきました。今回は,グループで操作についてお互いに確認し合いながら進めました。
 受講者からは,「具体例を挙げながら説明していただいたことで,実践に向けた姿をイメージできるようになった。」「著作権のことなど,どこを調べればよいのかわからなかったので,関係機関のリストや二次元コードがありがたかったです。」「実際のハウリングを聞いて,あれだけ音が大事と言われた意味がよくわかりました。複数人で実施する場合は,急なトラブルにも対応できるようにあらゆる方面からの準備が事前に必要なこともわかりました。」等の感想がありました。それぞれの自治体で,操作しながら実践を通して,更なるスキルアップを期待しています。

  

 地域コミュニティにおけるデジタル活用支援へ向けて

【開催日時】 令和4年10月14日(金)13:30~16:00
【会  場】 かごしま県民交流センター西棟5階 ICT大研修室(メイン会場)
【参 加 者】 社会教育・生涯学習担当者28人(鹿児島市,鹿屋市,枕崎市,阿久根市,出水市,
指宿市,霧島市,いちき串木野市,南さつま市,南九州市,姶良市,三島村,十島村,大崎 町,肝付町,大和村,瀬戸内町,龍郷町,徳之島町,和泊町,知名町,与論町)
【講  師】 名古屋大学大学院情報学研究科 准教授 浦田 真由 氏
【内  容】
(1) 高齢者のデジタル活用を支援
(2) 健康増進へ向けたICT利活用
(3) 健康増進のためのスマートスピーカーアプリの開発
(4) デジタル相談会の開催
(5) デジタル支援ボランティアの育成
(6) e-スポーツ体験会の開催
(7) 高齢者デジタル機器の利用を支援する担い手の育成

本講座では,ICT利活用を支援する人材育成のあり方やICT機器を活用した継続的・日常的な支援のあり方などの運営方法について,豊富なデータや具体的な取組を基に講演をしていただきました。
また,高齢者のデジタル機器利用を支援する担い手の育成について,自治体と連携して取り組んだデジタル支援ボランティアの活動やLINEオープンチャット,LINEミーティングなどの機能を活用した実践例を紹介していただきました。
受講者は,デジタル化が進む中で,デジタル・デバイド解消に向けて,講師の具体的な取組や手法,実践例について説明を聞いたり,質問をしたりしながら,自治体の生涯学習・社会教育担当者として今後,どのような方向性を持って取り組んでいけばよいかということについて考える機会を得ることができました。
Web会議システム「Zoom」を活用したハイブリッド型による講座でしたが,受講者は講師の話を大きくうなずきながら聞いたり,チャットツール「Slido」を使って質問や意見,感想を送ったりするなど,講師と受講者が双方向による活発なコミュニケーションをとることのできた講座となりました。
受講者からは,「高齢者にデジタルの便利さ,手軽さを伝えていくために,行政側が目標とする段階を明確にし,機器等の整備も含めて進めていくことがポイントであると感じた。」,「デジタル支援を行うに当たり,地域の人々を活用することで,持続可能な支援を行うことが可能となり,非常に有効な取組だと感じた。」などの感想がありました。

 

 市町村等におけるデジタル・デバイド解消のための講座運営サポート講座(長島町)

【開催日時】 令和4年9月28日(水)13:30~16:00
【会  場】 長島町文化センターコミュニティーホール
【参 加 者】 社会教育・生涯学習担当者13人(長島町,出水市,阿久根市)
【内  容】
(講義)講座の目的,オンライン講座に必要な機器・環境,オンライン講座の企画・運営,著作権・肖像権等
(演習)機器のセッティング,遠隔会議システム(Zoom)の操作方法,オンラインによるグループ討議

5月の志布志市,8月の西之表市に続き,今回は長島町を会場として,社会教育・生涯学習分野の推進役を担う各市町村等の担当者に向けて講座を実施しました。
前半は,オンラインに必要な機器・環境,実際に講座を開設する際の企画・運営,著作権・肖像権等の講義を行いました。後半は,Web会議システムを操作しながら,運営側としてどのような点に注意するのか,またどのようなトラブルが想定されどう対応するのかを体験していただきました。また,ブレイクアウトルームにて,今回の講座の中での疑問点等について,グループ討議をしていただきました。
受講者からは,「オンライン講座を行ううえでの必要な機材等を知ることができた。」「会議や講演のオンラインが増加しており,受講するためにも設備を整えたい。」「モバイルでは送信が安定せず,難しいことがよく分かった。」等の意見がありました。また,「他市町村とも交流ができて良かった。」と周辺市町村を含めての講座の良さを改めて知ることができました。今後も周辺市町村での連携にもつながる講座を考えていきたいと思います。

 市町村等におけるデジタル・デバイド解消のための講座運営サポート講座(西之表市)

【開催日時】 令和4年8月10日(水)13:30~16:00
【会   場】 西之表市民会館301会議室
【参 加 者】 社会教育・生涯学習担当者10人(西之表市,中種子町)
【内   容】
(講義)講座の目的,オンライン講座に必要な機器・環境,オンライン講座の企画・運営,著作権・肖像権等
(演習)機器のセッティング,遠隔会議システム(Zoom)の操作方法,YouTubeライブ配信の操作方法

新型コロナウイルス感染症により,急速に広まったWeb会議システムですが,今後は「学びを止めない」ため,そして「誰一人取り残さない」ための講座運営の1つの方法として,取り入れていくことも増えていきます。今回も前回の志布志市と同様,社会教育・生涯学習分野の推進役を担う各市町村等の担当者に向けて講座を実施しました。
前半は,オンラインに必要な機器・環境,実際に講座を開設する際の企画・運営,著作権・肖像権等の講義を行いました。講義では,実際にZoomを使用して,オンライン講座を体験してもらい,また後半はWeb会議システムを操作しながら,運営側としてどのような点に注意するのか,またどのようなトラブルが想定されどう対応するのか,システムの設定の仕方などを体験していただきました。
受講者からは,「生涯学習を推進するにあたってオンライン環境を整備することが急務であると感じました。」「Zoomをホストとして操作することはこれまでほとんどなかったので、実際に操作方法や機能が分かってよかった。」「YouTubeライブ配信についても意外に簡単に出来ることを知り、挑戦してみようと思った。」「実際にしてみてわからないことがきっとでてくると思うので、何度でも受講していきたい。」等の意見がありました。

  

 市町村等におけるデジタル・デバイド解消のための講座運営サポート講座(志布志市)

【開催日時】 令和4年5月18日(水)13:30~16:00
【会   場】 志布志市文化会館集会室1
【参 加 者】 社会教育・生涯学習担当者10人(志布志市,大崎町,東串良町)
【内   容】
(講義)講座の目的,オンライン講座における機器・環境,オンライン環境における企画・運営,著作権・肖像権
(演習)機器のセッティング,遠隔会議システム(Zoom)の操作方法,YouTubeライブ配信の操作方法

新型コロナウイルス感染症により,急速に広まったWeb会議システムですが,今後は「学びを止めない」ため,そして「誰一人取り残さない」ための講座運営の1つの方法として,取り入れていくことも増えていきます。今回は,社会教育・生涯学習分野の推進役を担う各市町村等の担当者に向けて講座を実施しました。
前半は,オンラインにおける機器・環境,実際に講座を開設する企画・運営,著作権・肖像権等の講義を行いました。また後半は実際に一人1台ずつ機器を使用し,Web会議システムを操作しながら,運営側としてどのような点に注意するのか,また設定の仕方などを体験していただきました。
受講者からは,「実際に操作しながらの研修で分かりやすかった。」「著作権についての知識を得ることができて有意義だった。」「難しかったが,何となく分かった。繰り返し勉強が必要だと感じた。」「オンライン会議については,参加者側でしかなかったので,運営側の苦労等が分かり,参考になった。」等の意見がありました。
今後も対面・オンライン・ハイブリッドをうまく使い分けて運営できるよう,各市町村と連携をとっていきたいと思います。